未来を見据えた家造り アイムホーム 三家本真大社長【琉球新報デジタルPR特別企画】


未来を見据えた家造り アイムホーム 三家本真大社長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 みかもと・まさひろ 1967年生まれ、広島県出身。松山商科大卒後、米国大学に留学しデザインを学ぶ。建材・インテリア輸入会社などを経て沖縄へ。2009年アイムホーム創業、専務就任。22年11月から現職。

―2023年を振り返って。

 社長に就任した初年度は経営者というよりは営業部長のように働きました。弊社は09年に4人で創業しましたが、4年前からは新卒採用を始め、今年は中途採用も10人を迎え、正社員は90人、従業員全体で130人まで拡大しました。4年前の新卒採用者も戦力になってきたので、24年には経営者として事業戦略に力を入れます。

 本社ビルの2階事務所を改装し、ホテル事業部も同じフロアに迎えました。5階の社員食堂もゆっくり過ごせるカフェテリアに改装しました。社内のコミュニケーションソフトも導入しましたが、やはり基本は顔を合わせて話すことです。風通しのいい職場作りで効率化と迅速な課題解決につなげます。

—23年は住宅産業が知識や経験を共有し合う組織「全国ビルダーフォーラム」にも参加しました。手応えは。

 全国約30社が集まるビルダーフォーラムの活動は今年はまず沖縄で始まり、その後北海道などで続き、社員を派遣しました。参加のメリットは大きく、交流を通じてさまざまなアイデアを吸収しました。一例を挙げると、お客さまから聞き取った希望を基に設計案を作り、それをすぐに3Dで見られるシステム「ウォークイン・ホーム」を県内で初めて導入したことです。お客さまへのファーストプレゼンテーションでより深い対話につながります。

 またあらゆる土地売買情報を集約し、検索できるサービスも導入しました。土地をお持ちでないお客さまに要望を聞いた上で、土地探しから一緒にサポートできます。情報が氾濫している現代だからこそ、お客さまのニーズを把握し的確に応えることが必要になっています。従業員にはコミュニケーション能力の研修も実施しています。

—鉄筋コンクリート造(RC造)を柱とし、2世帯や2・5世帯、賃貸併用住宅など多彩な住宅を展開しています。建築資材の高騰もありますが、どう価値付けをしていますか。

 コンセプトは二つあります。一つが「同じお金を払うなら他社よりワンランク上に」。もう一つが「ちょっと先の未来を見据えた家造り」です。

 RC造は現代の技術であれば100年持つと言われます。人生は長く、さまざまなステージがあります。社会の多様性も進んでいます。子育てや孫育て、介護、そして1人にもなります。スペースが空いた時期に可変性であれば、賃貸に出すこともできます。2世帯や2・5世帯、賃貸併用住宅などはそうしたコンセプトで造れます。弊社には銀行出身者も7人おり、お客さまとトータルで収支計画を考えることができる従業員がいるのが強みです。

 24年にはショールームも改装します。多様化するニーズへの対応を意識したショールームにしたいと考えています。

—24年の目標は。

 09年に創業し、24年に創業15年を迎えます。これまでやったことがない大きなプロジェクトも控えています。節目の年に感謝の気持ちを新たに、地域への還元ももっと大切にしていきたいと考えています。