リゾートMICE軸に 琉球ホテル&リゾート名城ビーチ 佐藤健人総支配人【琉球新報デジタルPR特別企画】


リゾートMICE軸に 琉球ホテル&リゾート名城ビーチ 佐藤健人総支配人【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 さとう・けんと 1984年生まれ、東京都出身。琉球ホテル&リゾート名城ビーチ総支配人および同社代表取締役、ハイアットリージェンシー那覇沖縄を含む県内4ホテルの代表取締役を兼ねる。

―2023年を振り返って。

 2022年の7月に開業後、初のフルイヤーとなりました。3月の海開きから盛り上がり始め、ゴールデンウイークや夏休みなど、一年の流れをつかむことができました。夏の時期の客室稼働率は80〜90%で推移しており、MICEやウエディング、地元の皆さまに人気のランチなどを含め、延べ25万人のお客さまにご来館いただきました。

—大型MICE需要も上々です。今後の展望は。

 宿泊とパーティーや会議をセットにしたMICEは、23年は100件、約1万8千人のお客さまにご利用いただきました。グアムやハワイなど、海外に行くような案件が沖縄で開催されることもあり、10月には、企業の世界大会の会場として選ばれ、世界21の国や地域から300人超のお客さまが滞在されました。国内でも「リゾートMICE」が実施できるところは限られていますので、これまで海外指向だったお客さまを沖縄にお連れするのが今後の狙いです。

—ハイクオリティーなブライダルとエンターテインメントも好評です。

 昨年は地元の結婚式とリゾートウエディングを合わせて、計180組の結婚式を開催しました。大きな宴会場は最大で400人収容できるので、沖縄ならではの大規模な結婚式も可能です。最上級の料理、海の見えるチャペル、上質な空間とハイクオリティなウエディングを求められている新郎新婦に選ばれています。

 ホテルでのエンターテインメントの新提案として夏休みに実施した「Ryukyu Night」はディナーと琉球芸能が楽しめ、当ホテルの最新の音響・照明設備による印象的な演出で洗練されたステージが好評でした。

—グループ全体の動きも活発でした。

 ハイアットリージェンシー那覇沖縄では4年ぶりにハロウィーンイベントを開催し、リーガロイヤルグラン沖縄ではワインのメーカーズディナーを再開しました。いよいよコロナ前の状態に戻ってきたという実感があります。オクマプライベートビーチ&リゾートは184室のうち、コロナ禍で100室を改装し、快適に過ごせるリゾート施設でお客さまをお迎えする準備を進めてまいりました。

 また、弊社グループでは9月に世界最大級の音楽専用アリーナKアリーナ横浜とヒルトン横浜を開業しました。ホテルと親和性の高いエンターテインメントという領域でも多くの方をおもてなししていきたいと思います。

—24年の抱負を教えてください。

 長いコロナ期間を経て、世界全体で旅行需要が戻ってきて、日本も魅力的な観光地として再注目を集めています。沖縄は国内の他地域から遅れをとっていますが、今年は沖縄独自のポテンシャルが発揮され、1千万人の観光入域客数に達すると予想しています。

 より良いおもてなしを提供するため人財育成にも力を入れており、4月には4ホテルで計49名の新卒新入社員を迎えます。コロナ前よりも、進化したサービスでお客さまをお迎えし、観光立県沖縄に貢献してまいります。