生活安定と福祉に寄与 沖縄県労働金庫 東盛政行理事長【琉球新報デジタルPR特別企画】


生活安定と福祉に寄与 沖縄県労働金庫 東盛政行理事長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 ひがしもり・まさゆき 1965年生まれ、沖縄市出身。84年に旧郵政省、郵便局に入社。2011年にJP労組沖縄地本委員長。17年より連合沖縄事務局長、連合沖縄会長を経て23年6月より現職。

—2023年に就任されました。

 連合沖縄会長の職から沖縄県労働金庫理事長へと1日で立場が大きく変わりましたが、働く人のためにという意味では共通しています。公的・民間含めてさまざまな団体や企業と意見交換を重ね、現場の職員とのコミュニケーションを大切にして、労働界・経済界のために私たちの存在価値を知っていただきたいです。また、全支店の訪問も目標の第一に掲げています。各地域に地区推進委員会があり、その地域の方々が参加しています。地域ならではのお困りごとなどを直接お聞きしなければならないと思っています。

 昨年新築移転した名護支店は、ローンプラザほくぶを併設し土日も営業しているため、北部エリアで働く方の利便性向上に寄与できると期待しています。環境に配慮した省エネ施設でSDGsの発信拠点でもあります。訪問した方がリラックスしてご相談いただけるカフェのような雰囲気なんですよ。

—5期連続増益の要因は。

 個人の住宅需要が盛んでそのお手伝いができているところが大きいです。また、コロナ禍から継続している生活応援という形も含めて、金利の引き下げやローンのおまとめなどの取り組みを企画するなど可処分所得の向上を目指した施策を実行しました。お客さまの大切なお金を預かる金融機関として、会員組織の皆さんと役職員も一緒になって、目標数値を明確にしたプランに沿って頑張っています。

 収益の好調さを継続するためにも、組織力やお客さまのニーズを汲んだ企画も大事だと思っています。インターネットを活用した利便性の向上にも努めてはいますが、お客さまとお会いして、じっくり話を聞くことを大事にしていますので、ハイブリッド型と言いますか、お困りごとがありましたら窓口に来ていただきたいですね。「笑顔であいたい感謝祭」も開催しており、楽しみながら私たちに親近感を持っていただき、いろいろなご意見をいただいて、新しい商品開発や施策につなげていくことが大事だと思っています。

—社会貢献に熱心です。

 労働者福祉4団体(連合、労福協、こくみん共済coop、沖縄県労働金庫)が力を合わせた「働く仲間のゆめ・みらい基金」で、困窮家庭への寄付をさせていただいているほか、地域の支店と社協が協力して食の支援に取り組んだり、教育・福祉団体と一緒に「生理の貧困」に着目した活動も行っています。また、各方面の協力により、県内66団体・2320人の園児を映画館鑑賞会に招待し、喜んでいただきました。基金の趣旨に賛同する方を募り、1口50円を寄付としてお預かりする「0150(マルイチゴウマル)ゆめ・みらい運動!」で息の長い活動も展開しています。

—24年の展望をお願いします。

 金融リテラシーの向上に重点を置き、各支店や推進委員会で広げています。時代の変化が激しい中、職員のスキルアップがお客さまの生活を守ることにつながります。お客さまの生活のの安心に寄与することができれば職員のやりがいや誇りにもつながると期待しています。