人材大事に県経済貢献 D&Dホールディングス 村脇学社長【琉球新報デジタルPR特別企画】


人材大事に県経済貢献 D&Dホールディングス 村脇学社長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 むらわき・まなぶ 1967年生まれ、宮崎県出身。2007年D&Dマネージメント創業。15年に現職就任。自動車買取販売、三菱車・BYD車ディーラー、レンタカー事業等事業会社11社を経営。

―2023年を振り返って。

 3月に那覇市久茂地にEV(電気自動車)ショールームをオープンしましたが、反響は想定以上でした。環境配慮型の生活のご提案として、また、災害時には走る蓄電池として非常用電源の側面も関心が高く、沖縄とEVは親和性が高いと思います。充電は家庭用も普及しつつあり、事業所やホテルとの提携で利便性が向上しています。今後、パーツなどが世界統一規格になる流れですから、モビリティはEVを中心に進化を続けるでしょう。機能性・安全性・コスト面でますますEVが身近になってきます。

 グループ企業であるエバーグリーンモビリティのレンタカー事業を世界的知名度の高い「バジェット・レンタカー」にブランドチェンジしたことで、より多くのインバウンド需要にお応えでき、たくさんの外国人のお客さまにご利用いただきました。また、沖縄の基幹産業である観光の入口と出口を担うレンタカー事業を通じて、県経済に貢献していきたい。お客さまの「また来ます」の言葉がやりがいです。

—多様な人材活用に熱心です。

 D&Dグループは社員一人一人の経済水準を高めていくことを前提に、EV販売やレンタカーに加えて鈑金塗装・整備を手掛ける松宮オートサービスもあり、多角的な事業展開をしていますので、多様な人材採用を実現しています。自動車業界は男性比率が高いと言われますが、人材の採用・育成・昇進にジェンダーバイアスはありません。さまざまな社員が自分らしく活躍できるよう、意見交換の実施や休憩室、トイレなどの設備の改善などを行いました。今後は多様なバックグラウンドを持つ社員が働きやすい環境を整えるため、礼拝などができる多目的スペースや多目的トイレの導入も検討中です。社員が生き生きと働いて楽しく感じてこそ、お客さまに笑顔で「おもてなし」ができます。観光業に従事する方々のES(従業員満足度)が向上すれば、自然とお客さまへのホスピタリティマインドが溢れてくる、そんな環境づくりを意識しています。

—24年の抱負をお聞かせください。

 レンタカー事業では、ホテルに車両を配備して無人貸渡を行うなど、お客さまが滞在期間を有効活用できるような新たな施策も検討しています。お客さま目線での付加価値のご提供により、沖縄のポテンシャルをさらに伸ばしていくことができると期待しています。

 沖縄独自のポテンシャルで世界的な観光需要に応え、笑顔のおもてなしをするためには、テクノロジーに頼る部分もありますが、それでもやっぱり人なんです。ニーズの多様化・細分化にも対応が必要で、答えは全てお客さまの中にあります。お客さまの声に耳を傾け、お客さまが満足できるご提案をすることで選ばれる会社になっていくと思っています。

 今年、県経済は間違いなく明るいと思います。そのためにも人材が本当に大切ですから、最も力を入れる分野です。働く人が自信を持って、長く一緒に働いていただける企業姿勢を貫いていきます。