顧客の未来明るくする 創和ビジネス・マシンズ 山田義見社長【琉球新報デジタルPR特別企画】


顧客の未来明るくする 創和ビジネス・マシンズ 山田義見社長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 やまだ・ぎけん 1955年生まれ、浦添市出身。琉球大卒、81年入社。常務取締役などを経て2014年1月から現職。岸本不動産、エヌ・テック・システムズ、沖縄ソフトウェアセンター取締役兼職。

―2023年を振り返って。

 10月にインボイス(適格請求書)制度が始まりました。民間部門は顧客企業のシステム整備に向け、22年後半から取り組んできましたが、大きな問題なくスケジュール通りに対応できました。コロナ禍から経済が回復基調に向かい、小売を中心に業務が増加していますので、システムトラブルがないように細心の注意を払いました。

—業種、業界問わず「DX」がキーワードになっています。

 企業によって要件が異なりますので、私どもの社員が一緒にその企業の現状、抱えている課題を確認して、どのようなシステムで解決できるか検討していきます。DXはシステムを導入するだけでなく、仕事の仕組みや考え方から検討し整理して行く必要があります。そのためには私たちがお客さまとしっかりコミュニケーションを取り、解決策を提案する力が重要になってきます。

 新型コロナで観光客が減り、生産ロスを抱えた企業は、生産管理の重要性を認識し、システム導入を検討する動きもあります。食品製造は管理基準が年々厳しくなってきています。生産管理ができていなければ、一気に取引先を失う危険性もありますので、お客さまには生産管理システムの重要性を丁寧にご説明していきたいです。

—人材確保、人材育成について。

 どの業界もIT人材を必要としているため、人材確保は非常に厳しくなっています。異業種が受講するビジネス研修に若手を参加させるほか、会社が受講費を負担し、Eラーニングで技術的なスキル向上を図っています。開発担当社員は応用情報技術者試験を受験することを推奨しています。情報処理に関するさまざまな資格があるのですが、社員のスキルアップを支援するため、資格取得者には資格手当を出しています。

 弊社はソフトウエア開発能力の世界基準として認知されているCMMI(能力成熟度モデル統合)でレベル3を達成しています。レベル3を達成していることにより、システム開発プロセスの品質が保証され、県外の大手システム会社の開発業務を受託することができました。組織としての開発能力を高めるには、社員1人1人のスキルアップが不可欠ですので、それに見合う待遇改善も行っていきます。

—24年の抱負や目標を。

 昨年、創業45年を迎えました。50年に向けて仕事に取り組む姿勢を明確にするため、「正しい仕事で顧客の未来を明るくする」ことが私たちの使命だと決めました。インボイスの対応も一通り終わりましたので、新たな受注に向けて取り組みを強化していきます。ITシステムは納品して終わりではなく、継続した顧客サポートが大切です。顧客とは定例会をしていますが、そこで顧客のニーズや課題を的確に捉える丁寧な仕事をしていきたいです。

 システム開発はチームで行うため、コミュニケーションが重要です。顧客の要望が高度になり、判断が難しい場面も増えています。社員同士のコミュニケーションの機会を増やし、組織の力を高めていきたいです。