沖縄発展の一翼を担う JALスカイエアポート沖縄 岡栄作社長【琉球新報デジタルPR特別企画】


沖縄発展の一翼を担う JALスカイエアポート沖縄 岡栄作社長【琉球新報デジタルPR特別企画】
この記事を書いた人 琉球新報社

【プロフィール】
 おか・えいさく 1963年生まれ、岡山県出身。86年日本航空入社。運航本部乗員サポート部長を経て2018年より現職。新入社員の時以来、2回目の沖縄勤務も6年目。趣味はコロナ下で始めたゴルフ。

―業務内容について教えてください。

 JALグループ初となる空港総合ハンドリング会社として、那覇、石垣、宮古、久米島、与那国、多良間、南大東、北大東の県内8空港でJALグループの運航するすべての便の旅客サービス、ステーションオペレーション、グランドハンドリング業務を手掛けています。また外国航空会社10社さまからも同様なお仕事をいただいております。

—2023年を振り返って。

 航空業界は、コロナ禍で3年間、厳しい時間を過ごしました。その間、一部の社員は他業種も含めて出向するなど約1100人の社員全員が会社を支えてくれました。社員の頑張りによって今があるので、社員には心から感謝しています。一方、昨年は企業として大きな成長が得られた実りある一年でした。コロナ禍で新設した地域事業推進室により、航空領域にとどまることなく、地域貢献をしながらそれ以外の領域からも収入を得ていく企業に進化しています。具体的には、おもてなしやビジネスマナーの講座、エアポートスクール、職業講座、バスツアーまで多彩なメニューがそろいました。

 国内線はコロナ前の約9割が戻り、東京便はコロナ前より運航便数が増えています。当初は復便のペースに人員が追いつかない状況がありましたが、採用を進めながら体制を整えることにまい進しております。23年は111人の新入社員を迎え、今年はさらに拡大して昨年以上の採用を計画しています。社員の頑張りに報いるべく、賃金の底上げや賞与係数の上昇なども実現でき、社員への還元もしっかりできた一年でした。

—地域貢献について。

 大変厳しいコロナ禍を支えていただいた地元の皆さまへの感謝を忘れることなく、恩返しとして地域貢献にも注力していきます。本土便同様、離島路線における空港運営も担っており、離島の皆さまの足としての生活支援も担っています。各離島空港も地域事業推進室と連携しながら、積極的にレンタサイクル事業、ビーチクリーン、職業講座や職業体験の受け入れを実施しています。また、本島・離島での就職説明会、インターンシップなどにも力を入れています。24年も引き続き地域の活性化に寄与していきたいです。

—24年の重点施策と抱負は。

 リアルな観光、対面でのビジネス目的などでより行き来が活発になるであろう空港において、まずは安全・安心で快適なお客さまのご移動をお約束します。旺盛なインバウンド需要への対応として、外国からのお客さまの受け入れにも貢献していきたいと思っています。JALグループの翼を使って沖縄の空の旅を楽しみたいというお客さまのため、JALグループ共通のサービススタンダードに加え、沖縄の社員ならではの優しく温かみのある、お客さまに寄り添ったサービスにも磨きをかけていきます。こういった取り組みの継続が、地元沖縄の観光促進や経済の活性化にも貢献していけると考えています。空港から沖縄の魅力をしっかり発信するため、全社員一丸となって、たくさん汗をかいていきたいと思っています。