有料

ジャガイモ育てて食料寄贈 今帰仁中3年生 給食用に販売、資金つくる


ジャガイモ育てて食料寄贈 今帰仁中3年生 給食用に販売、資金つくる 食料品を寄贈する(左から)今帰仁中学校の中村龍太郎教諭と新城志侑さん、當山清人事務局長と社協スタッフ=10日、今帰仁村社会福祉協議会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【今帰仁】今帰仁中学校3年生は、自分たちで植えたジャガイモを今帰仁村給食センターに売り、2万6千円分の資金で食料を購入、今帰仁村社会福祉協議会(田港朝茂会長)のフードバンクに役立ててほしいと10日、寄贈した。昨年11月に3年生96人全員で植えたジャガイモを今年1月に収穫し、農家に販売して同村給食センターへ提供された。2月に村内小中学校の給食に「ハヤシライス」の食材として村内の児童や生徒が食した。

 植え付け、収穫などを指導した今帰仁中の中村龍太郎教諭は「生徒が植え育てたジャガイモを販売し、給食でおいしくいただき、またその資金で生徒たちは社会貢献でき、素晴らしいSDGsの形が実現できとても良かった」と熱い思いを話した。

 3年生を代表し新城志侑さんが同社協の當山清人事務局長に食料品を手渡し、感謝の言葉が贈られた。(新城孝博通信員)