琉球大学工学部の学生チームがこのほど、2023年度スポーツデータサイエンスコンペティションの柔道部門で入賞した。学生らは、試合動画に映る選手の動きから、投げ技を自動判定するシステムを構築した。
スポーツ分野の実データを元に参加者が分析を競うもの。同大によると、柔道の投げ技が「一本」か「技あり」かは、感覚的で複雑だという。学生チームは審判の映り込みを削除した動画をAIに見せて、選手の動きから投げ技が「一本」か「そうではないか」を自動判定するシステムを構築した。
柔道部門での入賞は2年連続だった。理工学研究科博士前期課程2年の盛拓矢さんは「昨年の入賞があったからこそ今回の分析にもつながった」と振り返った。
その他のメンバーは、同1年の陸煒(りくい)さん、同研究科博士後期課程3年の北島栄司さん、工学部助教の宮田龍太さん。 (高橋夏帆)
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琉大チーム連続入賞 データサイエンスコンペ
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琉球新報朝刊