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マスターベーション、コンドームの使い方…性教育の「男性の講師養成」受講者を募集 沖縄


マスターベーション、コンドームの使い方…性教育の「男性の講師養成」受講者を募集 沖縄 ハート(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 宮沢 之祐

 男性による男性のための性教育の講師養成講座を、県から事業受託した一般社団法人沖縄いのちにエールを贈る会(宜野湾市)が9月から開く。若年妊娠が多い沖縄で、男子高校生などに正しい知識を伝えることを目指し、初めて企画。20日まで受講者を募っている。

 同会は助産師らがメンバー。子育て支援や、県立高校16校で保健に関する相談や性教育に取り組むサポートルームを運営する。妊娠や交際相手からの暴力、性的な事情が絡んだいじめなど多くの相談に応じてきた。

 高校で性教育の講座などを昨年は44回実施したが、講師はすべて女性。マスターベーションやコンドームの使い方など男子生徒への説明や相談については、自らの経験や感覚に基づいて語れる同性の方が適していると感じてきたという。

 講座は9月15、29日、10月6、27日、11月17日の計5回。北谷町のちゃたんニライセンターなどで開く。初回は村末勇介琉球大学准教授が、性を学ぶことを通して自己肯定感を高め、個々を尊重する姿勢を育む包括的性教育について話す。最終回は受講者が摸擬講演をする。

 同会の知念菜穂子代表は「受講し、子どもに信頼される大人になってほしい。そうした人が複数いることで子どもを支えられる」と話す。

 受講無料。定員30人程度。対象は、性自認が男性で、性教育の推進に関心がある県内在住の18歳以上。募集は20日まで。

 (宮沢之祐)