沖縄らしさを詰め込んだ和菓子「牛（ぎゅう）っとおきなわ」
高橋 夏帆 高校生が創作和菓子の技術や企画力を競う「第15回全国和菓子甲子園」（全国菓子工業組合連合会主催）の決勝が21日、大阪府で開かれた。県内から出場した興南高校2年の知念翼さん（16）と大見謝実希さん（17）の作品「牛（ぎゅう）っとおきなわ」が奨励賞を受賞した。
「牛っとおきなわ」は、オレンジピールとクリームチーズなどで作った蒸し菓子「浮島」やミルクようかんを黒糖塩ちんすこうの土台に載せ、白あんなどで作るハイビスカスの練り切りで飾り付けた創作和菓子。素材や飾りで沖縄らしさを表現した。
知念さんは「製作途中で失敗してしまい悔しい。上位入賞は後輩に託したい」と話した。大見謝さんは「全国の舞台に立った経験を今後に生かしたい」と前を向いた。
地区予選を勝ち抜いた12チームが決勝に参加。今年のテーマは「日本の酪農」で、バターの製造過程で出る脱脂粉乳の使用が条件となっていた。優勝は千葉県の安房拓心高校だった。
（高橋夏帆）
学びの現場から
