【恩納】恩納村と沖縄科学技術大学院大学(OIST)は7月22~26日、村内に住む小学生を対象とした「恩納村×OIST こどもかがく教室」を開催した=写真。約120人の児童が参加し、海の生き物や顕微鏡作りなどのクラスがあり、好奇心や探究心を育んだ。
参加した子どもたちは学年ごとに分かれ、OISTの科学者から毎日異なる内容を学んだ。24日の3、4年生クラスは「マイクロプラスチックを探せ!」と題し、村内の海岸で採集した砂から小さいプラスチック片を探して形や色を記録したほか、講師のサマンサ・ファンさんが海の環境問題について講話した。島袋昊太朗さん(10)は「大小さまざまなプラスチックがあり楽しい。魚が減らないように、ごみはポイ捨てしないようにしたい」と誓った。
イベントの事務局でOIST広報ディビジョンの池田有砂さんは「科学の楽しさや世界の文化、言語を学びながら刺激をたくさん受け、将来こんな仕事に就きたいと思うきっかけになればうれしい」と願った。
(武井悠)