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沖縄ストリート界で注目、姉妹ダンスユニット「NeIRO(ねいろ)」 オリジナル曲を初リリース 北谷でワンマンライブも


沖縄ストリート界で注目、姉妹ダンスユニット「NeIRO(ねいろ)」 オリジナル曲を初リリース 北谷でワンマンライブも 姉妹ダンスユニット「NeIRO」のAyane(左)とIroha=9日、那覇市泉崎の琉球新報本社(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「ダンスの楽しさをいろんな人に伝えたい」。県内のストリートダンス界で注目される、うるま市出身のAyane(あやね)(22)とIroha(いろは)(19)の姉妹ダンスユニット「NeIRO(ねいろ)」が6日、初のオリジナル曲「Turn it Up」をリリースした。「サビはキャッチーなかわいい振り付けに、キレのあるダンスとのギャップも見てほしい」と話している。

 Irohaは4歳、Ayaneは7歳の頃にそれぞれダンスを始めた。ダンスの先生の勧めを受け、小学生の頃に姉妹でユニット「NeIRO」を組み、ことしで結成10年目になる。ユニット名は2人の名前の漢字を組み合わせ、全て一筆書きができるように「e」のみ小文字の表記で、つながりの意味を込めたという。

 これまで県内外でのダンスコンテストで数々のタイトルを獲得してきた。LDHが主催するダンスコンテストでは2年連続で、中学生の部門で県代表として全国大会に出場した。

 2019年には米ロサンゼルスの有名スタジオへのダンス留学も経験。Irohaは「私たちよりも小さい子たちが思いっきり踊っていて、違いに驚いた」と話す。最後のレッスンで講師の目に留まり、2人のダンス動画が選ばれ、スタジオ公式のユーチューブで公開された。

 沖縄アリーナで開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」では試合前のオープニングなどでダンスを披露した。「一生ものの経験になった」と2人は振り返る。

 「沖縄のダンス界は世界でも戦えるぐらいレベルが高い。ウチナーンチュの血が流れているからか分からないが、他の県にはない色がある」とAyaneは語る。「曲をもっと出して、海外に挑戦したい。ダンススキルを磨いて世界で通用する2人になりたい」と力を込めた。

 (田中芳)