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2人の「豊」思い出交えコンサート 海勢頭さんと佐渡山さん共演、観客を魅了 沖縄市のあしびなー


2人の「豊」思い出交えコンサート 海勢頭さんと佐渡山さん共演、観客を魅了 沖縄市のあしびなー コンサートで楽曲を披露する佐渡山豊さん(右)と海勢頭豊さん=沖縄市民小劇場あしびなー
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】沖縄を代表する音楽家、海勢頭豊さんとフォークシンガー佐渡山豊さんの「ゆたかゆたかコンサート in KOZA 2023」がこのほど、沖縄市民小劇場あしびなーで開かれた。
 沖縄市出身の佐渡山さんと、コザで店舗を経営していた海勢頭さんが、思い出を交えながら2人で20曲を演奏した。ゲストに知花竜海さんとカクマクシャカの2人も加わり佐渡山さんも一緒にラップの曲を披露した。
 絶滅の恐れのあるジュゴンの保護を訴える「ザンの海」を思いを込めて歌った海勢頭さん。昨年、海勢頭さんの代表曲「月桃」の歌詞が刻まれた歌碑が西原町に建立された。海勢頭さんは、佐渡山さんの代表曲に触れ、「あんたの『ドゥチュイムニイ』の歌詞は長いから嘉手納基地の各ゲートに(歌碑を)作ったらいいさ」と提案すると、会場は笑いに包まれた。
 佐渡山さんは「以前、中の町にあった海勢頭さんの店に入り浸りして『ドゥチュイムニイ』を初めて披露した。自分が一時、ステージから離れていた時も海勢頭さんが曲を歌い継いでくれた」と思い出を述べて曲を熱演した。
 (喜納高宏通信員)