金秀グループ、SDGs宣言 多様な人材活躍、食品廃棄削減…4年間の実行計画策定へ


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 金秀グループ(呉屋守将会長)は1日、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」が定める目標(ゴール)達成を意識して事業活動を進める「次世代につなぐ金秀グループSDGs宣言」を行った。2022年度までの4年を期間とした実行計画を策定し、多様な人材の活躍促進、食品廃棄の削減といった行動目標に取り組んでいく。

金秀グループSDGs参画宣言と実行計画を発表する呉屋守将グループ会長(手前左)とプロジェクトチームのメンバーら=1日、那覇市の金秀ビル

 那覇市の金秀ビルで記者会見した呉屋会長は「持続的に発展する社会のために地球規模の課題がある。本県にも子どもの教育や貧困、県民所得の向上、基地に派生する環境問題とさまざまな問題があり、SDGsの目標達成を社員一人一人の目標として取り組む」と宣言した。

 実行計画はグループ主要10社が参画し、各社に配置したSDGsリーダー計16人を中心に具体的な取り組みを推進していく。取り組みは適時ホームページで公表し、毎年のPDCA(計画、実施、検証、改善)サイクルで達成状況を評価、見直す。

 実行計画の策定に当たって、金秀本社の社員9人のプロジェクトチームを設置。グループ社訓の「誠実・努力・奉仕」に基づく業務を、SDGsが掲げる17の目標ごとに意義付けて整理し、「持続可能な原料調達」「出所者や障がい者、外国人の雇用など多様な人材の確保」など具体的な行動目標を定めた。