W杯ラグビー日本対サモア戦に熱く盛り上がったのは 名護で沖縄サモア会が声援


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
日本とサモアの国旗を手に盛り上がるサモア研修員と名護市民ら=5日午後、名護市城の「AZITO」

 【名護】「ゴーサモア、ゴー日本」。ラグビーワールドカップ(W杯)日本―サモア戦が行われた5日夜、試合会場の愛知県から遠く離れた名護市も熱く燃えた。

 国際協力機構(JICA)の事業で来沖したサモアの研修員3人に加え、名護市職員やサモア派遣青年海外協力隊経験者などからなる「沖縄サモア会」のメンバーら約50人が市内の居酒屋に集結した。

 「行け!」「守れ!」。攻守が目まぐるしく入れ替わるたびに拳を握り、声をからした。 

 試合前には全員でサモア国歌を熱唱した。サモア保険省のサニレ・ヴィ・マリア・アイファイさん(28)は「本当にアメージングな一日。どちらも応援した。みんなが一つになれた」と話した。

 試合は日本が勝利した。「試合が終わればノーサイド」を合言葉に互いに杯を重ね、交流を深めた。名護市環境水道部の照屋了平さん(40)は「これからもラグビーを通じてサモアの皆さんと交流を続けていきたい」と笑顔を見せた。