【ボリビア】第一日ボ校に兼島さん就任 JICA隊員、歓迎受ける


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オキナワ第一日ボ学校の教員や生徒らに歓迎される兼島英未先生(中央)

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として2年間、ボリビアのコロニア・オキナワにあるオキナワ第一日ボ学校に沖縄県から派遣された兼島英未先生(33)の就任式が9月2日、同校で行われ、教師や生徒らが歓迎した。

 兼島さんは那覇市出身で那覇高、琉球大学法文学部卒。小学校教員に採用され、那覇市で3年、石垣市で3年間勤めた。コロニア・オキナワ第2地域のヌエバ・エスペランサ日本語学校で、約20年前に派遣教師として活動していた中学校教諭の上原邦夫さんの話を数年前に聞き、「オキナワ」の存在を知った。「沖縄以外にオキナワがある」という衝撃を受けたと同時に関心を持ったようだ。

 兼島さんは「移民や現在のオキナワ移住地のことを知り、その上でできることを現地の方々と話し合いながら活動していきたい」と話した。「沖縄の子どもたちにもボリビアにあるオキナワのことを知ってほしいと思う。沖縄の現職教員だからこそできることを実践していきたい」と抱負を語った。

(安里玉元三奈美通信員)