【ロサンゼルス】県人会でつながり実感 ロス日系4世イシイさん、積極活動


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沖縄県人会の「敬老感謝の日」に年輩方々の世話に奔走したエミリー・イシイさん

 9月8日に開催した北米沖縄県人会の「敬老感謝の日」で、県人会の婦人部と共に若い世代がさまざまな手伝いに駆け回った。指導的立場だったのが、エミリー・イシイさん(23)。ロサンゼルス生まれの日系4世(父は日系3世、母は福岡県出身)で大学院に通いながら、高校で数学を教えている。

 高校時代の先輩に誘われ、2013年秋に琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部に入部したのがきっかけで沖縄県人会との関わりが始まった。「一番引かれたのは人と人とのつながり」という。同世代のメンバーだけでなく、先輩や年下との出会いが増えた。県人会のさまざまイベントを通して、「つながり」の大切さを実感している。

 沖縄には3回訪れたことがある。最初は小学生のときに母と祖母と観光で訪問。16年の世界のウチナーンチュ大会、17年は琉球國祭り太鼓のメンバーとして訪れた。

 ロサンゼルス生まれで、日常はアメリカ文化の中で生活しているが、日本語の補習校のあさひ学園にも通い、日本の文化にも触れて育った。「将来は2カ国の文化を背景に持つ子どもたちの教育に携わっていきたいと思っている」と快活に語った。

(当銘貞夫通信員)