9月6日にあった「技術検討会」の初会合で、委員(8人)から出された主な意見は次の通り。議事録では発言者は「委員」とのみ記載され、匿名になっている。
【土質調査】
「(ボーリングと音波探査などによる調査方法は)やり方としては王道的で、非常に結構」
「(駐機場予定地の水面下の粘土層について)沈下が起きる可能性があり、対策を検討する必要がある」
「(一般的な傾向と異なり、一定期間経過後に沈下の度合いが大きくなることから)関西国際空港や羽田空港の粘土と違って特殊な土。施設を超長期的に維持・運用していく上では重要な現象だ」
【波浪条件】
「(米軍の要望を受け護岸の堤防の高さを決めることについて)何らかの形で計算方法の妥当性を検証しておくのがいい」
【地盤改良の工法】
「(軟弱地盤を固めるために用いる砂ぐいを打ち込む工法について)しっかり改良しないと、50年の間に何回もメンテナンスする必要が出てくる」
【護岸、滑走路の性能】
「地盤改良のスペックと、舗装のメンテナンスに関する考え方について説明できるようにしておく必要がある」
「将来的には飛行場全体でどこがどれくらい沈下するのか、図面作成など検討を」