【ボリビア】日本語力向上 97人堂々発表 第一日ボ学校お話大会


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 オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校(井上久美校長)主催の「第33回校内お話大会」が9月18日、第一地域公民館で開かれた。

 全校児童・生徒97人が作文を暗唱し、他の児童・生徒や家族の前で堂々と発表した。家族や学校生活、戦争、将来の夢など自身の意見を交えて発表した。

 熱田ルイジさん(15)は「日本人の移住がボリビアにもたらした影響」と題して発表。先人らの苦労やオキナワ移住地が麦の生産地として発展したこと、学校、行事、文化の誕生などを話し、優秀賞を受賞。表現、内容、態度の観点から審査し、各クラスから優秀賞と特別賞が表彰された。

 沖縄県から同校に派遣されている兼島英未教諭(JICA青年海外協力隊員)が成績を発表した。講評では「年齢が上がるにつれて内容に自分の意見が入っており、話にひきこまれた。日頃はスペイン語で話しているが、伝えたい言葉、日本の言葉の区切りを意識しているのがとてもよく伝わってきた。毎日、授業で日本語に触れているが、日本語の語彙(ごい)を増やしていってほしい」と話した。

 受賞者は次の通り。

▽優秀賞=池原蓮、熱田りゅうせい、金城るい、ソリス・リスべッ、熱田ルイジ