秋風浴びてフーヌイユ 国頭宜名真で干物作り


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
伝統漁法で水揚げされたフーヌイユ(シイラ)を日干しする男性=18日午前、国頭村の宜名真漁港(大城直也撮影)

 日干しの光景が秋の風物詩として知られる国頭村宜名真区のフーヌイユ(シイラ)漁が始まっている。宜名真漁港では18日早朝から、額に汗を浮かべて干物作りに精を出す住民らの姿が見られた。

 宜名真区ではシイラを「フーヌイユ(運のある魚)」と呼ぶ。漁は北風が吹く10月から始まり、日干しは11月中旬にかけて行われる。

 干物は11月24日に同所で開催される「フーヌイユまつり」で販売される。宜名真区長の山入端立全さんは「昨年よりも出来は良い。伝統の味を楽しんでもらいたい」と多くの来場を呼び掛けた。