県内最高齢の我如古カメさんが18日午後4時25分、老衰のため読谷村内の自宅で亡くなった。114歳。読谷村喜名出身。告別式は20日午後2時から2時45分、読谷村喜名2207の喜名公民館で。喪主は長男妻の我如古恵子(けいこ)さん。
明治生まれで、五つの元号を生きてきた我如古さんは戦争で夫を亡くした後、畑仕事で生活を支え、1男4女を育てた。
70代後半で伊江島タッチューを登るほどの体力自慢で、多くの人に慕われる人柄だった。
4月10日に開かれた誕生会には家族や近くの保育園児らが駆け付けた。甘いものが好物の我如古さんの前にケーキが運ばれると、うれしそうな笑顔を浮かべていた。
遺族によると、我如古さんは今年9月の時点で、国内2位、世界3位の長寿だった。2~3日前から体調を崩していたが、最後は自宅で家族に見守られながら安らかに息を引き取ったという。