【ボリビア】パンフ交換 お互い知る 日ボ校と大宮小、生徒らが手作り


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パンフレットを受け取ったオキナワ第一日ボ校の生徒ら
パンフレットを受け取った大宮小学校6年生の児童ら

 オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校(井上久美校長)に名護市立大宮小学校6年生が作った学校案内パンフレットが届き、大宮小学校には日ボ学校の生徒が作った学校案内パンフレットが届いた。ボリビアと沖縄の子どもたちが手作りのパンフレットを通して、お互いの様子を知り、理解を深め合った。

 両校は授業の一環で「学校案内パンフレットを作ろう」に取り組み、大宮小学校はボリビアに住む子どもたちに伝えるパンフレットを、日ボ学校は沖縄に住む子どもたちに伝えるパンフレット作りに取り組んだ。大宮小学校と日ボ学校の児童生徒同士の交流を通して、お互いの文化や歴史について理解を深めることを目的に実施された。

 大宮小学校6年生の担任を務める伊波さと子教諭(うるま市出身)は、2016年に沖縄県から現職教員としてオキナワ移住地内の日本語学校に派遣され、日本語や沖縄文化の指導を行った。「ふたつのオキナワをつなぐ授業をしたくて、今回の取り組みを考えた」と開催の意義を語った。

 大宮小のパンフレットを受け取ったオキナワ第一日ボ校の幸地愛さんは「学校のマスコットキャラクターを作ったと書いてあったので驚いた。パンフレットを読んで大宮小に行きたくなった。いつか会えるといいな」と話した。

 大宮小学校6年生の児童らは「ボリビアの子たちの日本語力の高さや三線の授業があることにびっくりした。時間割や学校制度の違いに興味を持った」と話していた。

 学校案内パンフレット作りはオキナワ第2移住地のヌエバ・エスペランサ学校でも同様に行われた。

(安里玉元三奈美通信員)