沖縄セルラー 増収増益 4~9月 モバイル契約好調


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 沖縄セルラー電話(湯淺英雄社長)は25日、2020年3月期中間連結決算(19年4~9月)を発表した。売上高に当たる営業収益は前年同期比2・4%増の334億3千万円、経常利益は同3・7%増の74億8900万円、純利益は同0・6%増の51億6千万円で2期連続の増収増益となった。モバイルや光通信サービスの契約数が伸びたことで、営業収益、経常利益、純利益は共に中間期で過去最高を更新した。

 格安スマートフォンサービスを提供する子会社UQモバイル沖縄と合わせたモバイルの総契約数は、前年同期比3・1%増の71万7800件だった。一方で純増数は前年同期比39・6%減の8400件となった。携帯電話が広く普及し、新規開拓できるマーケットが少なくなっていることから、純増数の幅が縮まったと見られる。

 他社との競争により、解約率は前年同期より0・12ポイント上昇して0・68%となった。契約者1人当たりの月額料金を示す総合ARPA(アーパ)は同3・5%増の6991円だった。

 auひかりちゅらなど、光通信サービスの回線は純増数が前年同期と同数の4700件で、累計回線数は同9・5%増の10万件となった。