【ロサンゼルス】資金造成バザー盛況 北米県人会 琉舞や民謡披露も


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(左から)北米沖縄県人会の國吉信義元会長、エディー・カミヤ会長、アル・ムラツチ・カリフォルニア州下院議員、山内優子県人会事務局長、アル・ムラツチ夫人の樋口博子さん

 北米沖縄県人会(エディー神谷会長)恒例のファンドレイジング(資金造成)バザーが6日、ガーデナ市の県人会ビル駐車場を会場に行われ、大勢の客でにぎわった。会場いっぱいに設けられたテントブースでは、さまざまな産物が販売され、その一角で琉球舞踊や沖縄民謡も披露された。

 バザーは県人会創立時代に始まり、新会館になって20年、今日まで続いている。フードコーナーでは足てびちやポークソテー、サーターアンダギー、沖縄そば、タコライスが大人気。今年はラフテーやビーフボウル、ベジタリアンチリも加わり、「売り上げは去年よりも大きいのでは」と山内優子事務局長は語った。

足てびちなど、さまざまな料理に人気が集まったテントブース

 バザーの売り上げは、県人会の運営に必要な経費として使用される。婦人部、芸能部、役員などが一丸となって売り上げアップに懸命だ。沖縄出身の母とアメリカ人の父を持ち、日本語も堪能な4世のドミニーク・マッシュバーンさんが今年もエンターテインメントの司会役を務めた。マッシュバーンさんは「チャンスがあるときにはできる限り沖縄県人会のヘルプをしたい。それが私の大きな喜び」と笑顔で語った。

 カリフォルニア州下院議員で沖縄生まれのアル・ムラツチさんは「毎年このバザーに家族で参加して、おいしい沖縄料理を食べられるのがうれしい」とにっこり。今年のクリスマスは沖縄で家族一緒に30年ぶりに過ごすのを楽しみにしており、「自分が生まれ育った場所を見て回りたい。可能であれば、辺野古の海も見ることができれば」と話した。 (当銘貞夫通信員)