【東京】首里城が焼失したことを受けて玉城デニー知事は1日午前、内閣府で衛藤晟一沖縄担当相と面談し、現状を報告した上で早期再建への協力を求めた。
玉城知事は訪韓日程を繰り上げて沖縄に戻り、現場確認したことを報告し「イメージの中にあった首里城の姿がそこにはない。非常に大きなショックだった。県民や、遠く離れて暮らす県系人にとってもアイデンティティーの象徴である首里城は絶対に復元させないといけない」と訴えた。
これに対して衛藤大臣は「国費を当然、頑張らないといけない」と語った上で、「今回の報道を機に、県民だけでなく国民が首里城のことを心配している。再建に向けて心を一つにできるような体制がつくれればいい」とし、国民からの幅広い寄付を募って再建に活用することに期待感をにじませた。【琉球新報電子版】