社会

伊江の降下訓練「安全もたらす」 米軍、ウェブ投稿

 【伊江】米軍伊江島補助飛行場で10月29、30日の両日、パラシュート降下訓練中の米兵が着陸予定地を外れ、民間地で県所有の伊江島空港などに落下した問題を巡り、米軍が29日の事故後、ウェブサイトに訓練の様子を収めた写真を公開し、「訓練は同盟国に安全をもたらす」などと投稿していた。民間地への落下について言及はなかった。


パラシュートを背負い米軍機から降下する兵士ら=10月28日、伊江島上空(米軍のウェブサイト「dvids」より)

 米兵の民間地落下を受けて地元では反発が強まっており、渡久地政雄村議会議長は「住民は危険にさらされており、矛盾している」と憤った。

 米軍のウェブサイト「dvids」は10月28~29日に降下訓練を実施したとして、訓練によって「必要な場所へ迅速かつ効果的に人員や装備を空中投下する準備ができる」「日本を含む同盟国に安全をもたらす」などと強調。サイト内では、訓練の準備をする様子や兵士が米軍機から空中に飛び出す瞬間などを写した画像が複数掲載されている。

 投稿日は10月30日午前。同29日の降下訓練で海兵隊員2人が着陸予定地を外れ、伊江島空港と付近の畑に落下したことに関する言及はなかった。

 渡久地議長は「きれいごとだ。提供区域外に落下させたことには一切触れず、訓練の必要性を強調することに疑問を感じる」と語った。伊江村議会は2日連続で発生したパラシュート降下訓練事故を受け、5日の臨時議会で抗議決議と意見書を可決する方針。同日に外務省沖縄事務所、6日に沖縄防衛局を訪れ抗議する。



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