沖縄本島北部の泡盛酒造所が打ち出す新たなサービスとは…


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グラスを掲げ乾杯する参加者ら。食事を囲み泡盛トークが弾んだ=10月28日、大宜味村のやんばる酒造

 【大宜味】本島最北端の泡盛酒造所「やんばる酒造」は、泡盛を購入した人々同士が集う「つながる“泡盛”定期購入やんばるもあい」サービスを2020年1月から開始する。10月28日、「やんばるもあい」を試験開催。県内外から30人を招待し、参加者は蔵出しした泡盛や料理に舌鼓を打ち、交流を深めた。

 泡盛の販路拡大などを目的とする県の「2019年度琉球泡盛マーケティング支援事業」の採択事業。毎月積み立てをする購入者を「もあい仲間」とし、同社が返礼品として泡盛や特産品を年4回届ける。年に1度は、仲間同士が交流するやんばるもあいを酒造所で開催する。28日の夕暮れ時、参加者らは泡盛を片手に笑顔で乾杯、泡盛や酒造所について会話が弾んだ。

 提案者でやんばる酒造広報担当の池原文子さんは「県内外からの参加者と地元の人たちの絆を育み、約70年続くやんばる酒造のお酒を次世代につないでいきたい」と語った。東京から足を運んだ廣瀬徳(のぼる)さん(56)は「面白い取り組みなので、参加したい」と話した。