沖縄観光消費額、過去最高の1765億円 4~6月速報 13%増の要因は…


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 県文化観光スポーツ部は10月29日、2019年度第1四半期(4~6月)の観光消費額(速報値)が、前年同期比約13%増の1764億6300万円だったと発表した。4~6月では過去最高を更新した。県は増加の要因として、前年度にはしかの影響で落ちていた台湾や香港客の消費額が回復したことや、大型連休の影響で平均泊数が増加したことを上げている。

 1人当たりの消費額は国内客が同7・4%増の7万4702円で、外国空路客が同4・8%増の9万7160円だった。

 1人当たりの消費額を国別で見ると、中国が同4・0%増の12万7118円ともっとも高く、土産・買い物費の消費額が6万7879円と大きい。香港は同6・6%増の11万7871円で、宿泊費への消費が高い傾向にある。台湾は同0・7%減の8万8781円、韓国が同1・8%減の7万8540円だった。

 平均泊数は、台湾が0・39日増の4・13日、香港は0・38日増の5・09日、中国が0・20日増の4・72日だった。韓国は0・17日減の3・01日だった。