正岡竜二県勢トップ47位 PGMゴルフ第1日 コース読みやパッティング課題


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 ゴルフのHEIWA・PGMチャンピオンシップは7日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(7226ヤード、パー71)で予選第1ラウンドを行い、正岡竜二が3バーディー、3ボギーの71で回り、首位と5打差の47位で県勢トップのスコアだった。47歳でツアー通算12勝の宮本勝昌が5バーディー、ボギーなしの66をマークし、アンジェロ・キュー(フィリピン)ら3人と並び首位に立った。2年連続の賞金王を狙う、賞金ランキング1位の今平周吾は71で47位。嘉数光倫と宮里聖志が72で60位、宮里優作と比嘉一貴が73で74位、プロ初戦の多良間伸平は74で86位、富村真治とアマの新城ディラン唯人(宜野座高)は78で104位だった。石川遼は75の95位と出遅れた。予選第2ラウンドは8日にあり、上位60位タイまでが9、10日の決勝ラウンドに進む。賞金総額は2億円(優勝賞金4千万円)。初日のギャラリーは1903人。

堅実なゴルフで巻き返しへ 首位と5打差の正岡竜二

1番 ティーショットを放つ正岡竜二=7日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(又吉康秀撮影)

 正岡竜二は、前半2バーディー1ボギーと堅実なゴルフで折り返した。「調子は悪くない」と、傾斜がかかったグリーン周りのコースもうまくこなした。

 一方、コース独特の風向きには最後まで悩まされた。9番(パー4)、フェアウエー真ん中からの2打目。向かい風を読み「ワンバウンドで優しく」とグリーンを狙った。高く上がったボールは予想に反し、上空で追い風に乗ってグリーン外に。「(風向きを)読んだが一瞬で変わるので難しい」と我慢のゴルフが続いた。

 沖縄でのツアー戦は地元のファンも多く駆けつける。昨年は気負いすぎて予選落ちだった。その反省から「考えすぎると空回りする。いかに上位に食い込むかだけを考える」と集中してプレーに臨んだ。グリーンが緩やかなくだり傾斜の最終18番(パー5)はバーディーで締め、地元の期待に応えた。

 「良いパターが入ればスコアも必然的に上がる」とグリーン周りのコース読みやパッティングを課題に掲げる。「無理して攻めると失敗する。攻められる部分で攻めていく」と堅実なゴルフでトップとの差を詰めていくつもりだ。

(上江洲真梨子)