男子ゴルフの平和PGM選手権は9日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(7226ヤード、パー71)で第3ラウンドを行い、3位から出た46歳の崔虎星(韓国)が6バーディー、3ボギーの68で回り、通算10アンダーの203で首位に浮上した。69で回った賞金ランキング1位の今平周吾が1打差の2位。正岡竜二は69とスコアを伸ばし、通算2アンダーの211で16位で県勢トップだった。比嘉一貴は通算3オーバーの216で46位、宮里聖志は223の68位だった。通算7アンダーの3位に前日首位のスコット・ビンセント(ジンバブエ)と、66で回ったリチャード・ジョン(カナダ)がつけた。8位に宮本勝昌、池田勇太、木下稜介ら6人がつけた。(出場69選手=アマ1、観衆3082人)
勝負どころ攻め14番イーグル
「刻んで、勝負どころは攻め、良い結果につなげる」と誓った正岡竜二は堅実なゴルフでスコアを伸ばし、順位も16位へ上げた。
アウトスタートの1番でいきなりバーディーを出すがその後は我慢のパープレーが続く。後半10、11番は風の読みが外れ、グリーンをオーバー。「無駄なダブルボギーよりは最小限で」とボギーで切り抜けた。
パー4の14番でチャンスが訪れる。「落ちてほしい場所にドンっときれいに落ちた」と3番ウッドでワンオンに成功。しかもピン側約1・5メートルに止めてしっかりとイーグルを決めた。「フォロー(追い風)も味方し、キック(跳ね方)も良い感じだった」と振り返った。
最終18番をバーディーで締め、観客から大きな声援と拍手が上がった。「グリーンは難しかったが良いリズムで明日につなげられた」と最後まで好調を維持し、最終日に弾みを付けた。
首位に8打差で臨む最終ラウンド。「最後まで気が抜けない。ちょっとでも上位に食いこんでいく」と高みを見据えて挑む。
(上江洲真梨子)