上与那原、東京パラ内定 車いす400メートル 4大会連続出場 県勢第1号代表


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上与那原寛和

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われているパラ陸上の世界選手権第3日の9日、男子400メートル(車いすT52)決勝に挑んだ沖縄市出身の上与那原寛和選手(48)=SMBC日興証券=が4位に入り、来年8月に開幕する東京パラリンピックの日本代表に内定した。上与那原のパラリンピック出場は北京、ロンドン、リオデジャネイロに続き、4大会連続。東京大会への出場が内定したのは、五輪・パラリンピックを通じて県勢初。

 8日の予選第2組を1分3秒12の同組3位で通過し、決勝では1分3秒27の5番手でゴールしたが、米国選手が失格となり、4位に繰り上がった。日本パラ陸運の規定で、今大会各種目で4位以上に入ることが内定の条件になっていた。

 同種目では、連覇した佐藤友祈(WORLD―AC)と銀メダルを獲得した伊藤智也(バイエル薬品)も代表に内定した。上与那原は15日、1500メートル(車いすT52)でも代表内定を懸けて出走する。