7月参院選、「合憲」 選挙の無効請求棄却 福岡高裁那覇支部 


この記事を書いた人 問山栄恵
7月の参院選の「1票の格差」訴訟で「合憲」と判断した判決を批判する紙を掲げる原告の齋藤祐介弁護士(右)=13日午後、那覇市の福岡高裁那覇支部前の城岳公園

 有権者数が最少の福井選挙区と、沖縄選挙区の「1票の格差」が1・784倍だった7月の参院選は投票価値の平等に反して違憲だとして、沖縄県の有権者が沖縄選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部の大久保正道裁判長は13日午後、「合憲」と判断して選挙の無効請求を棄却した。

 「1票の格差」が最大3・00倍だった7月の参院選で弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟で13件目の判決。齋藤祐介弁護士=沖縄市=が沖縄県選挙管理委員会を相手に起こした。これまでの12件の判決は「違憲状態」2件、「合憲」10件だった。【琉球新報電子版】