最高顧問に仲井真弘多元知事 自民沖縄県連 経済界と連携強化へ


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仲井真弘多元知事

 自民党県連(中川京貴会長)は13日までに県連顧問の仲井真弘多元知事を最高顧問に充てる人事を決めた。来年6月の県議選や、3年後の県知事選など今後の大型選挙での勝利を目指し、経済界出身の仲井真氏を最高顧問に据えることで、県内経済界との連携強化を図ることが主な狙い。最高顧問は金秀グループ創業者の故呉屋秀信氏が務めて以来、2人目。

 自民県連は昨年9月の知事選での敗北以降、今年4月の衆院沖縄3区補選や7月の参院選で連敗を喫し、組織の立て直しが課題となっていたほか、経済界に対する影響力の低下を懸念していた。

 沖縄電力会長、県商工会議所連合会長などを歴任し、2006年から2期8年知事を務めた仲井真氏に経済界との橋渡し役を期待している。県連の求心力向上を図る狙いもあり、県連幹部が水面下で仲井真氏側に打診したほか、経済界からも要望があった。