沖縄県の玉城デニー知事は15日の定例会見で、県内に約170カ所ある子どもの居場所や子ども食堂をつなぐ全県的なネットワークを構築することを発表した。26日午後2時から開催する「沖縄県子どもの居場所ネットワーク記念講演会」で加入申し込みを開始する。玉城知事は「子どもの居場所など運営上の課題や好事例を共有でき、支援者からの支援が速やかに届くといったさまざまなメリットがある」と述べ、幅広い参加を呼び掛けた。
県は県内の全ての居場所、子ども食堂を対象にした広域的な「沖縄県子供の居場所ネットワーク」の構築に向けた準備を4月から進めてきた。県社会福祉協議会が事務局を務める。情報交換や支援者からの支援受け入れなど中間支援を行うことで居場所などの活動を支えることが目的で、貧困の状況にある子どもを含め誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指す。【琉球新報電子版】