ランタン アイデア満載 読谷 ワークショップに親子25人 来月からフェス むら咲むら


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笑顔でランタンづくりに挑戦する参加者ら=9日、読谷村高志保の体験王国むら咲むら

 【読谷】読谷村の冬の風物詩「よみたん夜あかりプロジェクト 琉球ランタンフェスティバル」(主催・読谷村地域活性化連携体)が12月に始まるのを前に、ランタンオブジェの作り方を学ぶワークショップが9日、村高志保の体験王国むら咲むらで開かれた。村内在住の親子を中心に約25人が参加。針金と結束バンドを活用したランタンづくりの基礎を学び、思い思いのデザインを完成させた。

 村大木から参加した安里マリさんは、三角柱の骨格全面に青地の紅型模様の布を張り、中心部分はくり抜いて黄色の布で満月を表現。その中央にウサギのシルエットを施した。「次から次にアイデアが出てくる。初挑戦だがとても楽しい」と目を輝かせた。

 フェスティバルの一環として、手作りランタンの出来栄えを競うコンテストも開かれる。作品の締め切りは今月25日。前回、ラグビーワールドカップの日本初開催を見据え、ラグビーボール型のランタンを友人らと出展し読谷村長賞を受賞した屋良朝清さん=村高志保=は「今年も時代に即した面白いネタを考えたい」と意欲を見せた。むら咲むらの國吉眞哲社長は「基礎を学べば誰でも楽しく作れる」と述べ、出展を呼び掛けた。

 フェスティバルは12月1日から2020年3月31日まで、むら咲むらを主会場に開かれる。問い合わせはむら咲むら(電話)098(958)1111。