大雨で住宅7棟が浸水 台風27号、熱帯低気圧に


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 沖縄気象台によると、台風27号は23日未明にかけて宮古島の東の海上を北上し、同日午前3時に熱帯低気圧に変わった。本島地方では前線や暖かく湿った空気の影響で、22日夜から23日未明にかけて大雨となり、北谷町と沖縄市では少なくとも住宅7棟が床上浸水や床下浸水した。

 気象台は沖縄市と西原町で土砂災害の恐れが高まったとして土砂災害警戒情報を、午前2時すぎまでに那覇市や沖縄市など21市町村に大雨や洪水の警報を発表。午前4時15分にいずれも解除した。沖縄市は一時、胡屋など一部地域の7075世帯1万5892人に避難勧告を出していた。

 一方、23日の日中は日照が続いたことなどにより気温が上がり、石垣市盛山で最高29・1度、那覇市でも最高28・4度を記録するなど10月中旬から11月上旬並みの暖かさとなった。

 海の便も乱れた。沖縄旅客船協会によると23日は石垣島と周辺離島を結ぶ便や泊と座間味島、渡嘉敷島を結ぶ便の計26便が欠航した。