沖縄県の玉城デニー知事は29日の定例記者会見で、県文化観光スポーツ部が2018年度(18年4月~19年3月)の県内入域観光客数の集計を誤ったとして修正したことについて「関係者の皆さまに大変ご迷惑をかけた」と改めて謝罪した。
一方、県文化観光スポーツ部は26日に、8月に集計に誤りがある可能性を把握し10月4日に玉城知事に正式に上方修正の可能性があると報告したと説明していた。玉城知事は「いろんな情報があったが、違うことは間違っても言えなかった。正式には10月4日の文化観光スポーツ部からの報告ということになる」と述べ、事前に報告があったことを認めた。
玉城知事は「修正があれば早めに発表した方がいいという指示を出していた」と話した。
沖縄県の入域観光客数を巡っては、今年4月発表で県は観光客数は999万9千人(国内客699万8200人、外国客300万800人)としていた。だが、全日本空輸(ANA)が18年7~8月に運航した臨時便、伊丹―石垣線に関する実績5300人分の報告漏れがあり、再集計した結果、目標の1千万人を突破し、約1千万4300人(国内客700万3500人、外国客300万800人)だったと修正した。【琉球新報電子版】