10月31日に那覇市首里当蔵町の首里城で大規模な火災があり、正殿など、7棟計4836平方メートルが焼失した。首里城の再建に向けて寄付した企業や団体などを紹介する。
オキハム、支援金 県に500万円
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沖縄ハム総合食品(読谷村、長濱徳勝社長)は28日、首里城再建に向けた支援金500万円を県に寄付した。
長嶺豊農林水産部長に寄付金を手渡した長濱社長は「首里城の焼失に心を痛めている。地元の企業として再建に少しでも役立ちたいと思った」と話した。
那覇市に300万寄付 キルト作家 比企さん
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うるま市出身で栃木県在住のパッチワークキルト作家・比企洋子さん(73)と夫の達男さん(87)が28日、首里城再建の支援金として那覇市に300万円を寄付した。
城間幹子市長に手渡した洋子さんは「ウチナーンチュの底力はすごい。今度は10年で再建してほしい」と語った。29日から12月1日まで県立博物館・美術館で県内初の個展「祈りの千羽鶴」を開く。「首里城復興を祈る個展にもなる」と話した。
与那覇さん200万寄付 宮古島市出身・三重在住の医師
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宮古島市出身の医師で三重県桑名市などで総合病院や介護施設を営む与那覇尚さん(85)が28日、琉球新報社を通して首里城再建に役立ててと200万円を県に寄付した。
与那覇さんは宮古高校、琉大を経て三重大学医学部を卒業。以後、三重県にとどまり、医療に尽力してきた。現在いずれも医師の長男・靖さん、長女・亜沙子さんらと尚徳会、尚豊会の医療法人二つを営んでいる。
与那覇さんは「首里城が焼ける一週間前に初めて首里城を見て感激したが、すぐにびっくりに変わった。沖縄の人間として再建に使っていただきたい」と話している。
生命保険県協会 107万円託す
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生命保険協会県協会(根笹靖会長)は28日、首里城再建の支援金53万8500円を琉球新報社に託した。沖縄タイムス社にも同額を託しており、寄付額は合計107万7千円になる。
根笹会長は「会員企業22社の社員3千人から寄付を募った。沖縄の象徴を再建するため活用してほしい」と述べた。
日野晃さんが公演収益25万円寄付
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2日にジャズドラマー・日野晃さんのコンサートを開いた日野晃ドラムソロコンサート沖縄実行委員会の比嘉環さんと大城志奈子さんが27日、那覇市の琉球新報社を訪れ、首里城再建のためにとコンサートの収益金25万円を託した=写真。
比嘉さんは「(首里城)火災の後すぐにコンサートが開かれた。日野先生と息子の一輝さんが収益金すべてを寄付に充てた」と話した。
民謡協会西輝会西浜さんが公演で集めた11万円を寄付
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琉球民謡協会西輝会の西浜輝行会主と赤嶺一政会長が28日、琉球新報社を訪れ「首里城の再建に活用してほしい」と11万1373円を寄付した。
西浜会主は10日、南風原町中央公民館で古希と芸歴55周年を記念した公演を開いた。会場で児童会員らが寄付を呼び掛けた。西浜会長は「首里城で公演をした日のことが思い出される。早期再建を願う」と話した。
還暦野球オールウェイズが全国大会の寄付10万円託される
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那覇市の還暦野球チーム「オールウェイズ」の普久原朝啓総監督らが28日、那覇市の琉球新報本社を訪れ、今月8~10日に長崎市で開催された全日本生涯還暦野球大会で、沖縄県外の出場チームから託された首里城再建の寄付金10万284円を琉球新報社に寄せた=写真。
普久原さんは「他県の人たちの首里城や沖縄県民を思う気持ちに感動した」と語った。
砂川口腔ケア10万円を託す
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那覇市の砂川口腔ケアクリニック(砂川元院長)は28日、首里城再建に向けて職員から募った寄付金10万円を琉球新報社に託した。
那覇市の琉球新報本社を訪れた同クリニックの前田信也顧問は「院長も私も、首里高校の出身なので、首里城には思い出がたくさんある。ぜひ早期再建に役立ててほしい」と語った。
郷土史愛好会9万円を託す
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沖縄の歴史を学ぶサークル「郷土史愛好会」は28日、首里城再建に向けて会員から募った寄付金9万6千円を琉球新報社に託した。
会の代表で講師を務める西銘武一郎さん=写真中央=は「首里城は沖縄の心そのものだ。歴史を学ぶ上でさまざまなことを教えてもらっている」と語り、一日も早い再建を求めた。
修学旅行生らが再建願い3万円
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兵庫県立神戸高塚高校は28日、火災に遭った首里城の再建のため同校生徒や保護者らから集めた募金3万2067円を那覇市泉崎の琉球新報社に託した。
修学旅行のため来県していた同校で生徒会長を務める2年生の黒田健太朗さん(17)と生徒会役員で2年生の藤井愛さん(17)が募金を届けた。2人は「一日でも早い再建を願っています」と話した。
琉球新報社など県内マスコミ9社で取り組んでいる「首里城再建支援のための県民募金」
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