読み聞かせ、全国表彰 久米島「ふくぎのくくる」


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 【久米島】「第52回全国優良読書グループ」(公益社団法人読書推進運動協議会主催、野間省伸会長)に選ばれた読み聞かせサークル「ふくぎのくくる」の新垣希さん、宇江原智子さんが11月12日、久米島町役場具志川庁舎に吉野剛教育長を訪ね、受賞の喜びを報告した。

吉野剛教育長(右)へ受賞の喜びを報告する新垣希さん(中央)、宇江原智子さん(左)=11月12日、久米島町役場具志川庁舎

 「ふくぎのくくる」は美崎幼稚園・同小学校で朝の読み聞かせをしていた保護者数人が中心となり、2002年度に結成。以後活動の幅が広がり、現在では町内各保育園、幼稚園、小学校で定期的に読み聞かせを行うほか、町イベントへの参加、FMくめじまのラジオ番組「絵本の森」で絵本の読み聞かせなどをしている。

 代表の新垣さんは「お母さんたちに本を通して、言葉でコミュニケーションを取る楽しみを知ってほしい」と話し、宇江原さんは「地域の大人として子どもたちを見守っていきたいとの思いでグループを立ち上げた」とそれぞれ感想を話した。新垣さんは「自分たちも楽しみながら無理せず頑張ってきたことが長く続けられた秘訣(ひけつ)です」と笑顔を見せた。

 吉野教育長は「皆さんの活動は子どもたちに良い読書環境を与えています。子どもだけでなく、大人の皆さんにも読書好きが増えてほしい」と激励した。

(中島徹也通信員)