新理事長に大田朝章氏 沖縄人権協会が総会 故福地氏の後任 人権確保へ宣言採択


社会
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大田朝章氏

 沖縄人権協会は6日、那覇市西のてぃるる研修室で総会を開き、弁護士の大田朝章氏(82)を新理事長とすることを決めた。2018年7月に死去した福地曠昭前理事長の後任となる。総会では、人権の確保に向けて「不断の努力」によってよりよき世界を建設することを確認する「2019年沖縄人権宣言」を採択した。

 大田氏は「沖縄には米軍関係の事件事故から派生する人権侵害や辺野古新基地建設などの差別の問題がある。人権の向上などに微力ながら努力していきたい」と語った。

 総会では石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票の実施を求めて市民が提起した訴訟で、市民側代理人を務める中村昌樹弁護士の緊急特別報告もあった。