衛藤晟一沖縄担当相は20日の閣議後会見で、2020年度沖縄関係予算案について、那覇空港第2滑走路整備事業が19年度で終了することに触れながら、「200億が減額となる中で評価してもらえるか分からないが、相当頑張った。所要額は確保できた」と述べた。19年度予算比で79億円減となった沖縄振興一括交付金については「事業計画や実績を踏まえて所要額は確保されている」と述べ、減額分は県や市町村に影響はないとの認識を示した。
首里城の復元について、沖縄関係予算とは別枠での計上を求める声が上がっていたことについては「沖縄振興予算は内閣府で一括して計上することになっている。都市公園事業は38億円に増額しており、補正予算にも計上しているので十分対応できる」と述べた。
県を通さずに直接、市町村などへ交付される沖縄振興特定事業推進費が19年度比で25億円増となったことについては「推進費は行政需要に機動的に対応できることが目標だ。満額を認めていただいた」と話した。