【名護・国頭】ハブ捕り名人の眞喜志康弘さん(62)=名護市=が20日、国頭村辺野喜で約2メートルの大物ハブを捕獲した。年間2千匹ものハブを捕まえるハンターも「こんな大物にはめったに出合わない」と驚いた。ハブの体内からは捕食されたヤンバルクイナも出てきた。
同日午前2時、村辺野喜の山中でハブを発見。生け捕りにした後、ハブ酒にしようと同10時すぎに市仲尾次の龍泉酒造に届けた。黒澤誠二工場長によると「大きいハブほどエキスが出て、濃いお酒になる」と言う。
ハブは捕るが「ハブ酒はあまり飲まない」という眞喜志さん。「きっといいお酒になるはずだ。友人に勧めたい」と満足そうに笑った。