【中・南部】国家資格の危険物取扱者試験が1日、琉球大学で実施され、県内の小中学生が続々と合格した。乙種第3類、5類、6類の3種類を取得した仲宗根朗さん(13)=沖縄市立美東中1年=は、空いた時間を見つけては参考書を読み込んだ。結果を受け「結構勉強したのでうれしい」と喜び、「目標は甲種を取ること」と難関突破に向けて、気持ちを新たにした。
「化学が好き」という仲宗根さんは乙種第4類も取得済みで、今回の試験で計4種の資格を有した。サイエンス部に所属し、市生涯学習フェスティバルでサイエンスショーも披露。将来は研究機関で働くことを夢見る。「『ありえない』と思うことも化学を使うと証明できる」と面白さを語った。
仲里悠咲さん(11)=浦添市立神森小6年=は8月の「丙種」合格に続き、乙種第4類に合格した。今回の合格率は23・2%と、「最も狭き門」をクリア。多い日は半日を受検勉強に充てたといい、「落ちてる可能性も高いと思っていたので、合格できてうれしい」と喜んだ。
丙種に合格した佐久眞盛恵さん(11)=嘉手納町立屋良小5年=は「めっちゃうれしい。夢は米村でんじろう先生を超える科学者になること。まずは乙種を制覇したい」と意気込んだ。