琉球新報社 【宜野湾】宜野湾市の普天間小学校の2005年3月卒業生が2日、同小学校に集まった。3年生の頃に交わした再会の約束を果たすためだ。当時の担任だった浦崎聡子教諭（54）を含め、20人近くが集まり、記念撮影して思い出話に花を咲かせた。
02年、同小学校3年2組の40人が「卒業してもまた集まろう」と約束した。再会の時期を学級で話し合い、語呂のいい「2020年1月2日午後3時」と決めた。それぞれが将来の自分に向けた手紙も書いた。
約束の日が迫った昨年後半、崎山朴さん（27）＝大宜味村、会社員＝が中心となってSNSで呼び掛けた。皆がさまざまな職業に進み、この日は幼い子を抱いて訪れた人もいた。
崎山さんは「SNSで参加を確認できたのは5人ぐらい。こんなに集まるとは思わなかった。うれしいし懐かしい」と話した。
SNSを見て約束を思い出したという本部聖さん（26）＝宜野湾市、ミュージシャン＝は「再会をとても楽しみにしていた。みんなびっくりするぐらいそのまんまだ」と笑顔で語った。浦崎教諭は「皆の元気な顔が見られてよかった」と話した。
