琉球海運(那覇市、宮城茂社長)は10日、沖縄県内物流の効率化を図る目的で、豊見城市長堂に県内最大級の総合物流センター「琉球ロジスティクスセンター(仮称)」を設置すると発表した。旧翔南製糖の跡地で、敷地面積は約4万9千平方メートル。2022年秋の完成を予定している。
センターは小売業大手のイオン琉球を中核企業とし、沖縄岡崎運輸、琉球海運グループ企業の物流事業者が入居を予定する。インバウンド需要や県外企業の進出などで課題となっている本島南部地区の物流倉庫不足の解消や、物流集約によるドライバー不足への対応、二酸化炭素排出抑制の取り組みを目指す。
センターは建物面積4万2千平方メートル、鉄筋コンクリート造りの地上2階建て。琉球海運が設置、運営する物流センターとしては、19年に稼働した糸満総合物流センター、那覇港総合物流センター、中城総合物流センターに続き4拠点目。