32歳の東長濱秀希、勝負の年に ハンドボール五輪代表目指す


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「ほかの選手に劣っているとは思わない」と東京五輪男子ハンドボール日本代表に向け意気込む東長濱秀希(大崎電気所属)=14日、浦添市のANA ARENA 浦添

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の大崎電気に所属し、東京五輪代表入りを目指す東長濱秀希(興南高―日体大出)が14日、琉球新報の取材に応え「2月に再開するリーグ戦で結果を出し続ければ自然と代表も見えてくる」と日本代表内定へ向け、意気込みを語った。

 2018年は足小指の骨折で世界選手権代表を逃しており、2017―2018シーズン後半戦は「悔しい形で終わったシーズンだった」という。昨年は、全日本社会人選手権、茨城国体、全日本選手権と国内3冠を達成して「良い形で来ている」と日本リーグ優勝、日本代表内定へ向け闘志を燃やす。

 年明けから、旧知の選手も在籍する琉球コラソンの練習に混じり、自主トレーニングに励んできた。ことしプロ8年目に入り、チームでは攻撃の司令塔として勝利に貢献する“大黒柱”だ。東長濱は「後輩に教えられることは教えて、チームの底力が上がっていくことを考えている」と謙虚な姿勢をのぞかせる。

 16日開幕のアジア選手権代表入りは逃したが「自分が(他の選手に)劣っているとは全く思っていない。リーグで良いパフォーマンスをし続ければ(代表に)呼ばれる」。男子代表「彗星ジャパン」入りを見据える32歳の挑戦は勝負の年を迎える。