社会

中国客が増加する春節 新型肺炎に沖縄県内も警戒 空港や港、水際で防止へ

検疫所に設置されたサーモグラフィーを通過する中国人観光客ら=21日、那覇空港国際線ターミナルの検疫検査場

 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの人から人への感染が疑われ、死者も出る中、県内の空港や港、観光施設などの関係機関は、中国からの観光客が増加する春節(旧正月)の連休に向け警戒態勢を続けている。

 県地域保健課は17日に県医師会や各保健所を通じて病院や診療所に対し、発熱や呼吸器症状のある患者への対応や対策について通知した。武漢への渡航歴や渡航者との接触の有無について確認を徹底するよう求めたほか、発症疑いの際の検査手順や保健所との連携、院内感染対策などを周知した。

 各保健所は土日も相談に対応できる態勢を取る。同課の担当者は「人から人への感染が疑われており、国の対策会議も随時行われている。医療機関への通知も適宜対応していきたい」と話した。

 厚生労働省那覇検疫所は空港や港で従来通りサーモグラフィーによる体温検査などを実施している。感染の注意喚起を促すポスター掲示でマスク着用の徹底を呼び掛けるなど水際で感染予防に気を引き締める。

 県内の観光施設や宿泊施設では職員への情報共有や手洗い・手の消毒を徹底するなどの対応を取る組織もある。

 沖縄美ら海水族館や首里城公園を管理運営する沖縄美ら島財団は、県や厚労省の資料を確認したり、衛生学の専門家から意見を聞き取ったりして職員に情報共有している。職員には手洗いや消毒を徹底するよう呼び掛け、来場者が体調不良になった場合は適切な救護措置を取るよう周知している。

 同財団の担当者は「現時点で有効な対策が見えておらず、まずは職員が感染しないための予防的な措置を取っている。引き続き情報収集に努め、適宜必要な対策を実施したい」と述べた。



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