転勤に同行、不妊治療で休職… 女性の働きやすさ推進で沖銀を認定 厚労省「えるぼし」 沖縄の金融機関で初めて


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「えるぼし」認定を受けた沖縄銀行の山城正保頭取(左から2人目)=20日、那覇第2地方合同庁舎

 沖縄労働局(福味恵局長)は20日、女性の活躍推進への取り組みが優良だとして、厚生労働大臣が認定する「えるぼし」の認定書を沖縄銀行(山城正保頭取)に交付した。県内では6番目の認定で、金融機関は初めて。

 同社は、配偶者が転勤する際の同行や、不妊治療のために休職する制度を設けたり、再就業の適用条件を大幅に緩和したりするなど女性が妊娠出産、育児や介護を抱えても仕事を続けられる制度を整えたことが評価された。

 同社は一般職を廃止し、全ての社員を総合職にした。地域限定の総合職を設置したほか、ICT(情報通信)技術で仕事の効率化にも取り組んでいる。

 「えるぼし」認定書を受け取った山城頭取は「女性が離職することなく、仕事を続けられるさまざまな取り組みを一過性で終わらせず、今後も取り組んでいきたい」と抱負を語った。