プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは22日、京都市市民スポーツ会館(ハンナリーズアリーナ)で京都ハンナリーズ(西地区3位)と第29戦を行い、78―92で敗れた。今季初の3連敗を喫し、通算成績は19勝10敗で2位のまま。次戦は25日午後7時から、沖縄市体育館で横浜ビー・コルセアーズと対戦する。
守備絞れず
キングスは京都の小気味よいパス回しにディフェンスの的を絞り切れず、第1クオーター(Q)で13―29とダブルスコア以上の差を付けられた。要所でユージーン・フェルプスやジャック・クーリーが個人技を見せるが及ばず。今季初の3連敗を喫した。
第1Qの序盤に明暗が分かれた。3分半が過ぎた6―6の場面。石崎巧がミスマッチにもしぶとい守備を続けるがファウルを与えるなど、2点のリードを許してからは試合終了まで追い付けなかった。そこから京都のジュリアン・マブンガのダンクと3点弾、松井啓十郎には2連続3点弾と次々に決められ、一気に引き離された。
マンツーマン守備で食らい付き、並里成も奮起するが、最大で31点の点差はひっくり返せなかった。就任1カ月の藤田弘輝HCは「ブースターのため、チームを良い方向に向かせ、感動できるチームをつくっていきたい」と力を込めた。この3連敗の逆境を、25日のホームで脱する構えだ。
(ハンナリーズアリーナ、1711人)
京都(14勝16敗)
92―78(29―13,27―15,23―27,13―23)
キングス(19勝10敗)
逆境、勝機に変えたい
藤田弘輝HC(キングス)の話 前半が全てだった。自分たちは途中からギアを上げて勝てるチームじゃない。守備の意識を持って40分間、チームバスケットボールをしないといけないなと感じた試合だった。この逆境を必ずチャンスに変えていきたい。