【名護】名護市営球場(タピックスタジアム名護)の落成記念式典が25日、名護市の同球場で開かれた。市や地元関係者のほか、2月1日から同球場で春季キャンプを行うプロ野球の北海道日本ハムファイターズ関係者も出席し、完成を祝った。1977年に開場した旧球場を解体後、新球場を建設した。収容人数は7300人で、旧球場の1.8倍となる。
日ハムは他球団に先駆け、79年から名護市での春季キャンプを始め、プロ野球の沖縄キャンプが盛んになる土台をつくった。球場の改修に伴って2016年以降は米アリゾナ州で1次キャンプを行ったが、今春から名護でのキャンプインを再開する。
落成式で渡具知武豊名護市長は「(8月の)市制50周年の祝賀ムードを盛り上げる象徴になると期待している」とあいさつ。日ハムの川村浩二社長は「リーグ制覇、日本一と名護市の人々に、うれしい報告をしたい」と意気込んだ。栗山英樹監督も「何が何でも勝って皆さんに喜んでもらうしかない」とビデオメッセージを寄せた。